儲かる農業研究会

「土作り」とは?
自然回帰・・・今こそ昔の土を蘇らそう!


この所いくら「農薬を撒いても、病気が減らない。虫が減らない。」
という声を良く聞きます。
しかもこれまであまり問題ではなかった病原性のない病虫害までもが
たくさん出てきているようだ。
どうしてこんなにも病虫害の被害が多いのだろうか?
どうすれば昔の土を蘇らせることができるだろうか?

1、土の中のすべての菌が病気を引き起こすの?
病気を引き起こすのは、みなさんもご存知のように土の中にいる菌が
引き起こします。
しかし、土の中には良い菌もいれば、悪い菌もいます。
悪い菌が植物に病気を引き起こすのは、納得できると思います。
ところがこの所の傾向では、昔はなんら問題でなかった病気が
起こっている場合が見られているようです。

悪い菌でも少ない量ならば作物の生育が良くなると言われています。
いままで植物に病気を引き起こさなかった菌が異常に増えたために
病気を引き起こすようになったという話もあります。

病気を引き起こす悪い菌でも、少ない量ではなんら問題がなく
かえって植物の成長を助けることがあります。そして、
悪い菌が大量に繁殖したとき植物の根から病気を引き起こします。

いま問題なのは、悪い菌が大量に繁殖してしまう土壌環境であることです。
言い方を換えれば「ある一部の菌だけが繁殖してしまい。土の中での
適正な菌の量(バランス)が崩れてしまっている」ことです。

2、土の中の菌が作物を健全に育てる

土の中にいる菌と作物はお互いに助け合って生きています。
例えば「大豆の根粒菌は作物に寄生して栄養を得る代わりに窒素成分を供給します。」
「VA菌根菌も作物に寄生して養分を得る代わりに燐酸成分を供給します。」
土の中の菌と作物の良好な関係の仕組みは?
まず初めに
「作物の根は様々な物質を分泌しています。これらの物質は土の中の菌にとっては
とても良い餌になります。」
次に、「これを求めたくさんの土の中の菌が根の周りに集まります。
集まった菌もアミノ酸や酵素、ビタミン等いろいろな物質を分泌します。
これらの物質は逆に根に吸収されたり、根に刺激を与えるなど、根の生長を促進します。」

この良好な関係の驚くべき作用は
「土の中の菌が生産する物質は、作物の葉や茎を生長させるよりも、
病虫害に対する抵抗力や品質を向上させる方に働くということです。」

根の周りに多くの種類の菌が生きていれば、
一部の菌が異常に増えて作物に病害を引き起こすことはありません。
土の中の菌の適正なバランスが作物を健全に育てます。

3、バランスの悪い施肥が病害を引き起こす!

現在土の中のバランスが崩れています。
その原因は、バランスの悪い施肥にあります。
根の周りに作物が必要な肥料がバランス良く施肥されていない場合、
根は窒素ばかりを吸収して作物は茎葉が発達して、とても大きな
素人目には立派な生育をします。
しかし、実際には根の張りが少ない足元がふらついている生育をしています。
根の張りが少ないと餌となる根の分泌物が少ないので、
根の周りの菌のバランスが崩れます。
また窒素ばかりを吸収した根はアミノ酸ばかりを分泌します。
アミノ酸の分泌ばかりが多いと、作物に病害を引き起こす菌の繁殖
ばかりが異常に増えます。
すなわち有害菌や線虫が増え病害を引き起こします。
4、バランスの良い土作り

病害を減らすためにはバランスの良い土作りをすることが非常に重要なことは
もうお分かり頂いたと思います。
このためには根の張りが良くなる土壌環境、施肥をしなければなりません。
根の張りや土壌環境が整えば自然と適正なバランスの取れた土になります。
バランスの取れた土が作物を健全に育てることでしょう!
5、燐酸は吸収されにくい

肥料の中で一番吸収されにくいのは燐酸であることはご存知のことだと思います。
燐酸がもっとも良く吸収される土は、PHが6.5の時です。
そのPHの上でも下でもちょっと変化しただけでも吸収量は格段に違ってきます。
例えばPH6.5の時の燐酸の吸収量を100%とすると、PH6.0では8%まで
落ち込みます。
燐酸を良く吸収させるためには根の張りもたいへん重要なことです。

燐酸を吸収するためには窒素を吸収するよりも多くのエネルギーが必要です。
根が健全に育っていない作物は燐酸よりも窒素を良く吸収してしまいます。

燐酸を効率的に吸収させるためには石灰が重要です。
苦溶性の石灰(水に溶けない石灰)は土壌のPHを6.5にします。
水溶性の石灰(水に溶ける石灰)は根の張りを促進します。

2種類の石灰を使用することにより、
土壌のPHを適正にして燐酸の吸収を効率的にすること、
根の張りを良くして燐酸の吸収量を高めることが可能です。

燐酸が良く吸収される土は、
窒素が必要以上に吸収されることはありません。
土の中の菌の割合も非常に良くバランスが取られています。
バランスが整っていれば病害を引き起こすことは少ないでしょう!

バランスの良い土つくりが健全な作物を生育いたします。


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