「畦道講習会」で学んだ
潮田農法を実践
収量・食味が飛躍的にアップ

「例年ですとコシヒカリが10アール当たり8俵半〜9俵だったのが、昨年は11俵半も取れた上
食味も向上しました」
収量・食味とも好結果につながったのは慣行でない潮田農法の導入が功を奏したからだと
強調します。
「一昨年まで坪60株だったのが去年から50株、株間も粗く光が当たるように植え付けました。
苗は10アール当たり13.8枚使用し、株数が2〜4本。6月末から深水にして3日に1回の割合で
水をこまめに入れたのが、よかったのではないかと思います。」
肥料設計にも、様々な工夫が施されたそうです。
「秋の耕起には高純度顆粒状消石灰のサラットCa、春にネオ有機や代かきのときに根腐れの
原因となる硫化水素ガス対策として代かきの時にGasパックン、米ぬか団子などを入れました。
さらに出穂35日前ごろにマグネシウム、カルシウム、イオウ成分などのアシスト100を水口から
流しました。
その結果、仲買人や近所の方からも美味しいと好評だったとか。
「数年前までサラリーマンをしていて定年を迎え農業ができるのも、トラクタ、田植え機、コンバイン
などそろっているからです。機械かさえしておけば農作業も決して重労働じゃありません。」

苗の根っこを丈夫に
肥料を完全に消化させることが大切

鈴木さんが導入した農法は、関東甲信越三菱農機販売(株)茨城支社のダイヤプラザ太田が
篤農家に呼びかけた「畦道講習会」の勉強会で学んだ潮田農法です。
「80人ほどですが、農家の皆さんが元気の出るようにと企画しました。私達もハード面ばかりでなく
ソフト面も貢献できればと願っております。」と畦道講習会を企画された椎名顧問。
講師を務める潮田農法の潮田武さんは参加者の熱心さに触れながら、
「これまでは収量が上がれば食味値が下がるのが普通でした。けれども私の農法は
収量が上がればあがるほど食味値が上がります。その理由は、根っこを丈夫にして
肥料が完全に消化できるようにすることがもっとも大切です。そうすれば、
倒伏も少なく、くず米は減るし米粒が大きく、炊いてもツヤ、粘りがでます。
このように、その秘訣を説きます。これからも勉強会の輪を広げて安心・安全の生産を
してほしいものです。